大政奉還の章
よく、「ずっと家にいて暇じゃないの?」と言われた。
ううん。家にいるのが一番スキだった。
家にいるのが一番楽しかった。
でもそれは殿がいてくれたからなのだと、
身を引き裂かれる思いで実感しています。
昔を振り返ればうさぎを飼う以前、
私は仕事が終わっても真っ直ぐ家に帰らない子だった。
帰ったってすることないし。
だったらどこかで遊んで帰ろう。
そんな人間がうさぎを迎えた当日から、
一秒でも早く家に帰りたい。
友達と遊ぶより家にいたい。
…なんてヒッキーに変わってしまった。
それぐらい彼らは可愛くて愛しくてワガママで(笑
例えれば「病弱な3才児」を持つ。
そんな母のような気分だった。
病院に駆けつけた時、目を見開いて亡くなっていた殿。
何度も何度も目を閉じさせようとしたけれど、
死後硬直で目を伏せてくれることはなかった。

けれど家に帰ってしばらくすると、
いつのまにか安らかな顔で目を閉じていた。
家に帰って安心したのかな?
それとも抱っこされすぎて気失っちゃったか?(笑
そして火葬は先週の土曜日に行いました。
焼いてる間は意外に冷静で。
待合室でテレビ見ていたぐらいです。
30分ほどで焼き場へ呼ばれました。
焼かれた殿の骨は、箸の先より細く小さく脆くって。
こんなに小さな体であんなに走ってあんなに愛情表現してくれていたのかと思うと
声も出ずただただ涙が溢れました。
そこの霊園に「虹の橋」の骨壷が売ってあったので、
思わず買ってしまいました。

商売上手ですな(笑
帰ってすぐよつぱぱとよつままが来てくれて、
殿の思い出話たくさん聞いてくれました。
久しぶりに笑えたし、久しぶりに楽しく食事がとれた。
ほんと来てくれて良かった。
ありがとよ!

何より一番嬉しかったのは、上の写真。
よつぱぱが消えてしまった「殿の写真コレクション2千枚」を復活すべく、
壊れた母上のパソコンを直してくれました。
おかげで今は楽しかった殿との思い出ばかり見ています。
お花もこんなにいただきました。

よつぱぱ・よつまま、くまおさんにちったんさん。
まゆみさん・姉上!!、そしてramさんにルビーさん、
本当にありがとうございます。
そして何より、コメントをくださった全ての皆さま。
一つ一つ一字一句逃さず読ませていただきました。
そして一人一人のお言葉に救われ涙しました。
よって50回以上泣かされたおかげで、
目がお岩さんです。
これは一体どうしてくれましょう?(笑
ブログで訃報をとりあげてくださった皆さま、
そしてそれにコメントをくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
殿がこんなに愛されていると知り母上も幸せです。
少し弱音を吐かせていただきますと、
原因について考える度、身のつまされる思いになります。
殿の胃に毛玉は詰まっていませんでした。
小さな頃からこんなに頻繁にうっ滞を起こすのも珍しいと、
獣医さんに生活・食事チェックされたこともあります。
全く問題はない・・・はずでした。
母上が可愛がりすぎて甘やかしすぎて、
それで体の弱い子にしてしまったのではないか。
そんな懺悔がこみあげてきます。
また上に矛盾するし自己満足だとは思いますが、
注いだ愛情に悔いはありません。
朝から晩まで何をするにも一緒にいて、
2年で5年分はなでてあげれたかな?
と思っています。
それもこれも、「この子が最後の子だ」と決めていたから。
殿が亡くなった今も、その気持ちに変わりはありません。
意固地になっているわけでも殿に罪悪感を抱えているわけでもなく、
「うさぎが大好きだから飼わない。」
今はこの選択を選びたいと思います。
殿との大切な思い出もありますしの♪
最後の家でのナデナデ動画と、母上の好きなワンコ動画です。
最後は発信ばかりのブログになってしまったというのに、
皆さんいつも楽しい温かいコメントありがとうございました。
ROMしてくださっていた方にもお礼申し上げます。
今度は母上が皆さんの元へ荒らしに参ります!
そして別に個人ブログを書くこともあるかもしれませんが、
これにて‘うさ奥’は一旦終了です。
殿は大政奉還なされたと思っていただければ幸いです(笑
そして最後に殿より一言!

「皆の者、大義であった。」
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伝家の宝刀
大変ご無沙汰してしまいました・・・。
今も尚、皆様から贈られる温かいコメントにもお返事できず、
本当に申し訳ない限りです。
心配してくださる皆様への近況のご報告も含め、
順を追ってお話させていただきますと・・・
前回書かせていただいたように、
父上によって谷底へ突き落とされた母上。

唯一の救いはうさぎさんが隣にいることでした。
数日暗闇でうずくまっていたものの、
どうしていいやらさっぱりわかりません。
・・・しかし明けない夜はない。

母上はヤケクソになりながら、
「ヘルプミーー!」とブログで叫んでみました。
するとそんな心の叫びに気づいたあの人が、
あっちからもこっちからも助けにきてくれるではありませんか!

おかげで母上は谷底から脱出できました。
出口はいくつもあるんだよ、と教えてもらったのです。
本当にありがとうございます。
そしてブログにお返事をしようとしていた7月に、
今度は殿が‘うっ滞’を勃発。
夜に異変に気づいた為、朝一で病院へ行こうと決意。
前回、生死をさまよったこともあり心配で心配で眠れません。
さらに前回と違う点が一つ・・・
そう、母上ニートじゃなくなったんです。
次の日、仕事だったんです。
しかし数時間でコロっと逝っちゃうことも多いうさぎさん。
パートから帰ってきたら・・・
なんて十分ありえることです。
もしそんなことになれば、
母上が発狂して旦那を刺し殺してしまうことも
十分ありえることです。
けれどパート先に本当の理由を言えば、
「うさぎぐらいで。」と冷遇されること間違いなし。
さらに母上のパートナーは動物嫌いなのです。
・・・だけど嘘はつきたくない。
そこでとある方が使っていた手を思い出し、
会社に電話してみました。
「実は今日、昼過ぎの出社にしてもらいたいのですが・・・。」
「なになに?どうしたの?」
「昨夜から(うさぎの)具合が悪くなりまして、
(うさぎの)病院に行かせていただきたいのですが…。」
「エッ。大丈夫?きつそうだね。」
「はい、少々きつそうです…(うさぎが)」
「だったら今日は来なくていいよ!ゆっくり休んで!」
「すみません、ありがとうございます…。(うさぎを休ませます)」
よし、嘘はついてない!
…た、多少、言葉足らずだっただけです。
そしてそのまま、
ちょっぴりの罪悪感と殿を抱え込みつつ
病院へと車を飛ばしたのでした。
まぁ、そしてそれがまた正解だったようで、
完治までに3週間もかかってしまいました。
しかしまぁ、これで一安心!
・・・と思った直後、今度は母上に不幸が・・・。
突如始まった、立ってもいられないほどの激しいめまい。
24時間ずっと揺れているので、
震度3の地震ぐらいじゃ全く気づきません。
幸いパートが夏休み中だったこともあり、
「放っておきゃ治る!」と5日ほど放置していたのですが、
徐々に座っていることさえもできぬ状態に。
コレはヤバイ!と病院へ駆け込みました。
結果・・・
原因がわかりません(泣
眼振・平均衡・他のテスト→全て異常確認有り
と言われたものの、
耳にも脳にも悪いところは見つからず・・・。
出された薬も全く効きません。
さらにパソコンのマザーボードまでアボンしてしまい、
母上の「殿コレクション」写真2千枚が消えたことで
母上の心労はさらにつのりました。
寝たきり老人のごとく、ひたすら耐えた1ヶ月。
介護はしてくれるものの、その間旦那の悪行が次々と発覚し、
怒る気力もなくした母上はひたすら呆れ果てるのみ…。
そして遂に伝家の宝刀
「実家に帰らせていただきます。」
を抜いた2日後、
徐々に薬が効き始めました・・・(笑
先生からは検査入院を勧められていたのですが、
「自律神経失調症だと思います。」
と勝手に自己判断いたしました。
先生はめまいを得意分野としているだけに、
「う~ん。」とはっきりはお答えしませんが(笑
まぁ、そんなわけで体調が許し次第、
母上は熊本へリターンする予定です。
もちろん殿も連れてゆきますよ~♪
九州勢の皆さん、こんな心も身体もやさぐれた女ですが、
その節はぜひ殿と遊んでやってくださいまし!

あっ、またピントがブレてる・・・。

め、めまいのせいだな・・・うん。
それしか考えられない。
P.S.
まだ体調不良(この記事も1週間かけてようやく完成)と
母上のパソコンが全く使えないので、
本当に申し訳ないのですが
お返事やブログ訪問などまだまだ先になりそうです。
しかし快方に向かっていますので、
どうぞご心配なく~~!
・・・しかし、最近ネガティブな記事ばっかでスミマセン・・・。
でも今の母上はかなりポジティブですぞ?グフフ。
to-minさんちとまゆみさんちは絶対遊びに行こう♪
サイコロはどこへ。
ボーナスが出て喜んでいたのも束の間。
早々に我が家に持ち上がった家庭問題。
皆さんにもご心配かけたようで本当にすみません。
書くべきではなかったと反省しております。
いつもならヤツの所業を明らかにし猛烈にコケにするところでしょうが、
ごめんなさい・・・
全然笑えない。
力不足で申し訳ない。
どうぞヤツにも聞かないでやってください。
これが母上から精一杯の、
そして最後の情けでございます。
原因を述べず起こった事に対し何か書いても、
皆さんにとっては只の独り言。
なのであえてここには何も書きません。
それにヤツにも言い分というモノがございましょう。
ですが皆さんにはぜひ、
『母上の今後』について一緒に考えて頂きたい。
さぁ、喜び数倍悲しさ半分のうさ友よ!
母上と一緒に考えましょう!
①緑の紙にハンコを押す。
②とりあえず実家に帰る。
③旦那は金を運ぶ道具だと割り切る。
④父上に3年間失踪してもらう→死亡宣告。
もう考えることさえ馬鹿らしくなってきた母上。
なので一度きりの人生、
ゲーム性を持たせて
事情を知らぬ他人の多数決に任せてもいいかなと思ってきました。
リアル人生ゲームです。
楽しそうでしょう?
貴方の振るサイコロの目で、一人の女の人生が動きます。
本家タカラトミーでもできませんぞ?
超レアですのでぜひご参加あれ!
そんなささくれた羊座の女。
今後を考えようとトイレにこもり、
携帯ゲームに没頭します。
結局何も考えてないんじゃないかというツッコミはいりません。
そんな母上を出迎えてくれるもの・・・

母上のトイレ出待ちをしてくださる殿。
クソー!憎たらしいほど愛おしい!
私が養うから結婚して!!
本来なら今すぐにでもうさぎと共に
シングルマザーの道を歩みたい母上ではありますが、
いくつか問題がございます。
パートがまだ契約期間中だということ、
実家にうさぎを襲う猫がいること、
そして
今更ながらに‘うさぎの親権’を旦那が主張し始めたこと。
「俺の方が収入が多いから、裁判したら勝つぞ。」
「でも最後は子供の意思に委ねられるし。」
・・・という冗談のような会話を、
冷酷に淡々と言い合っています。
じゃれあってません、マジ喧嘩です。
それに皆さんは知っていますか?
産女という妖怪を。

姑獲鳥(うぶめ)とも言います。
京極夏彦の小説のタイトルにもなりました。
流産で子供を亡くした女が、
母親としての責務を果たせなかった自悔から
妖怪になってしまった姿でございます。
要するに何が言いたいかといいますと、
一人の女を化け物に変えてしまうぐらい
母親の情愛とは強いものなのです。
それだというのに、母から子を取り上げるとは何様のつもりなんでしょう?
殿が何を食ってるのかも知らないくせに・・・。
牧草の産地が違っても、プレス数が違ってもダメなんだぞ!
カナダ産チモシー2番刈シングルプレス、
これしか食わないから覚えとけ!!

母を想い泣き、人を圧死させる子泣きウサギ。
いや、やっぱり覚えなくていいから養育費払え!
院長先生!
整体では骨をへし折ることもできますか!?
何も聞かず5,6本お願いします!
でも引き取りには行きません!!
P.S.コメントのお返事大分遅くなるかと思われます。
ほんと申し訳ございません。
ちなみに教授の愛人という道は残されておりません。
「35歳以下は女じゃない!ガキだ!」
と言われてますので(笑